天理 喜びはじけた、中村監督「1試合でも多く試合をさせたい」成長に期待

[ 2020年1月24日 17:57 ]

第92回選抜高校野球大会出場校発表

センバツ出場が決まり、帽子を投げて喜ぶ天理の選手たち
Photo By 共同

 選抜出場決定の知らせは、天理ナインが練習する天理市内のグラウンドに竹森博志校長(65)からもたらされた。

 「選手諸君、選抜出場おめでとうございます」

 昨秋の近畿地区大会優勝チームだけに当確ランプは揺るぎなかったが、それでも正式決定に選手の喜びははじけた。

 「このチームは本当によく練習をする。甲子園では1試合でも多く、試合をさせたい」

 中村良二監督(51)は選手たちの笑顔をにこやかに見つめていた。

 近畿大会は奈良県3位での出場だったが、初戦の報徳学園(兵庫)戦を7―1で下すと、奈良大府戦は14―0の大勝。準決勝で履正社、決勝で大阪桐蔭を破り、5年ぶりの優勝を果たした。

 中村監督は「県大会の成績が彼らの実力だと思っている。ただ、近畿大会や明治神宮大会のような試合がまたできれば」と成長過程のチームに期待を寄せる。

 監督からトップバッターとして攻撃のキーマンに指名される下林源太主将は「先を見ず、チーム全体でプレーボールからゲームセットまで気を抜くことがないようにしたい。チーム力はどこのチームにも負けないと思います」と本番への決意を口にしていた。

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2020年1月24日のニュース