巨人・山口オーナー ポスティングは菅野にも「検討の余地」海外FA権取得が基本も柔軟な姿勢

[ 2019年11月28日 05:30 ]

会議を終え、引き揚げる巨人・山口オーナー(撮影・田中 和也) 
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 巨人・山口寿一オーナー(62)が27日、ポスティングシステムについて言及した。オーナー会議に出席後、「“海外FA権を取得して挑戦”というのが基本であるのは従来と変わらない」と方針を示した上で「個別のケースに関しては(ポスティングを)検討していく余地は出てくる」と柔軟な姿勢も見せた。

 今オフは先発右腕の山口に対し、球団史上初めて同制度による大リーグ挑戦を認めた。ただし山口の場合は、16年オフの加入時の契約条項に入っていたという特殊なケース。チームでは他に、菅野が将来的なメジャー挑戦の夢があることを公言している。菅野の場合、海外FA権取得は早くても21年のシーズン中となる。

 山口オーナーは菅野について問われると「ドラフトで1年待ってジャイアンツに来てくれた。1年を棒に振ってくれている。その分、海外FA権を取得する時期が後にずれているという事情はある」と浪人生活を送った1年間を考慮することを示唆。その一方で「それでどう考えていくか、現状では何とも言えない。本人からもそういう話を我々も直接聞いてるわけではないですから」とも話した。(岡村 幸治)

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2019年11月28日のニュース