西武・大石が戦力外 現役引退を表明 日本ハム・斎藤らと早大ドラ1トリオも9年で

[ 2019年10月3日 15:48 ]

戦力外通告を受けた大石 (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武の大石達也投手(30)が3日、球団から来季の契約を結ばないことを伝えられ、現役を引退する意向を明かした。この日の午後にスーツ姿で球団を訪れ、「野球は続けるつもりはない。もう結構前から決めていたので。ほぼほぼ悔しい思いしか9年間してない」と話した。

 福岡大大濠から早大に進学。150キロ越えの速球右腕として10年のドラフト会議で、6球団が競合した末にドラフト1位で西武に入団。斎藤(日本ハム)、福井(楽天)らとともに「早大三羽ガラス」と呼ばれ、史上初めての同一大学での投手3人が1位指名を受け、大きな注目を集めた。しかし、プロ入り後は思うような結果を残せず、今季はわずか2試合の登板に終わった。9年間を振り返り「入る前にイメージしてた自分とかけ離れていた。150キロ越えで騒がれて入って、1回も出せずに終わって、しょうがないですけど、もうちょっとやれたかなっていうのはある」と話した。

 また、「クビと言われたら辞めようと思っていた」と現役引退を表明。「9年間やってこれたのは人生で良い経験」と話し、今後には球団に残る方針。

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