大船渡・佐々木 プロ志望正式表明「12球団どこでも」メジャーは「あまり考えられない」

[ 2019年10月2日 18:20 ]

<大船渡・佐々木プロ表明会見>真剣なまなざしで記者の質問に答える佐々木(撮影・木村 揚輔)
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 最速163キロ右腕の大船渡の佐々木朗希投手(17)が2日、大船渡市内で会見を開き、正式にプロ志望を表明した。

 佐々木はやや硬い表情ながらプロ野球志望届を提出したと発表。さらに「高校野球をやる中で、レベルの高いところでプレーしたいと思いプロを志望した」と語り「12球団どこでも頑張りたい」と、どの球団から指名されてもプロ入りする意向を示した。

 また、プロ入りを志望したのは1年生の冬だったと明かし「子供たちに夢と希望を与える選手になりたい。自分にできることを精一杯やって、全力プレーを見せられたらいい」と将来の夢も明かした。

 この日。高校野球連盟のプロ野球志望届提出者名簿で公示されており、プロ球団との面談が可能になる。佐々木は「今はメジャーについてあまり考えられない。まずは日本で頑張る」と国内プロ野球を志望と語った。

 高校日本代表として臨んだ、U18ワールドカップでは右手中指のまめの影響で実力を発揮できなかったが、日本ハムはすでに10月17日に行われるドラフトで1位指名を公表している。

 ◆佐々木 朗希(ささき・ろうき)2001年(平13)11月3日生まれ、岩手県陸前高田市出身の17歳。小3から野球を始める。東日本大震災の影響で大船渡市に移り住み、大船渡一中軟式野球部でプレー。大船渡では1年夏からベンチ入り。今年4月、U18高校日本代表候補合宿の紅白戦で最速163キロをマーク。昨夏は岩手大会3回戦で敗れ、秋は岩手県大会準決勝で盛岡大付に敗れた。今夏も岩手大会決勝の登板を回避、甲子園出場はない。1メートル90、86キロ。右投げ右打ち。

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