日本ハム 中村勝「ある程度は覚悟していた」現役続行を希望

[ 2019年10月2日 05:30 ]

厳しい表情の中村(撮影・東尾 洋樹)
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 プロ野球は1日、戦力外の第1次通告期間が始まり、巨人、DeNA、中日、ヤクルト、ソフトバンク、楽天、日本ハムが当該選手に来季の契約を結ばないことを伝えた。期間はCS開幕前日の4日まで。第2次はCS全日程終了の翌日から、原則として日本シリーズ終了翌日まで行われる。

 09年ドラフト1位の右腕・中村勝は「ある程度は覚悟していた」と語った。球団から来季の契約を結ばないことを通達され、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で報道陣の取材に対応。プロ10年目、通算15勝の27歳は「他球団が興味を持っていただけるなら来年もやりたい」と現役続行を希望した。

 春日部共栄時代は「埼玉のダルビッシュ」の異名を取り、花巻東から西武入りした菊池(現マリナーズ)の外れ1位で日本ハムに入団。プロ1年目の10年にはチームでは05年ダルビッシュ(現カブス)以来の高卒新人の初登板初勝利も挙げた。

 14年にはローテーションの一員として自己最多8勝を挙げたが、17年には右肘を手術。今季は7月9日のロッテ戦で術後初の1軍登板のチャンスを得たが2回0/3を6失点と結果を残せなかった。「若い選手も多いし、この年齢でそこまでチャンスも少ない中、結果を残せなかったのが、今年は一番悔しかった」。リベンジの場を求め、来季の所属先を模索する。 (東尾 洋樹)

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