阪神・近本、痛恨拙守「見失った」 矢野監督「みんなその条件でやっている」

[ 2019年8月19日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―6巨人 ( 2019年8月18日    東京D )

4回無死一塁、阿部の打球の目測を誤り、急いで前にダッシュするも、中前打としてしまう中堅手・近本(撮影・坂田 高浩)
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 完全に打ち取っていただけに、阪神へのダメージは大きかった。4回無死一塁で阿部の高く打ち上げた飛球が二塁ベース後方へ。二塁・糸原が背走しても捕れない…。記録は中前へのポテンと落ちた安打だが、中堅・近本には決して追いつけない打球ではなかった。

 「見失ってしまいました。チームにも、(先発の)ガルシアにも申しわけないプレーでした」

 アッパー気味のフルスイングに打球判断を見誤り、一歩目を後ろに下がってしまった。無死一、二塁とピンチは広がり、この回に決勝の先制点を献上する結果を招いた。

 東京ドームのデーゲームでは、飛球が白っぽい天井と同化して見づらいとされる。とはいえ、前日17日も、そして7月27、28日にもフル出場しており言い訳にはできず、本人も認めるような「ミス」だった。

 矢野監督からも「見えにくかったのはあるけど、みんな、その条件でやっているんやから、それを言い出したら」と猛省をうながされ、筒井外野守備走塁コーチからも「経験がないわけじゃないので、そこを注意していたのですが」と残念がられた。

 打っても5打席凡退。先頭で回ってきた1、3、6回は一度も出塁できず、8回2死満塁でも二ゴロに終わった。攻守でまったくいいところなし。「まだ東京ドームでも試合はありますし、いろいろと試しながらやっていきたい」。9月15、16日は東京ドームでデーゲーム2連戦。苦い経験を成長の糧とするしかない。

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2019年8月19日のニュース