阪神・藤浪 1軍復帰へ前進!2軍広島戦で8回4安打1失点 四球は左打者への1つだけ

[ 2019年6月29日 15:14 ]

2軍戦に登板した阪神・藤浪(撮影・奥 調)
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 2軍調整中の阪神・藤浪晋太郎投手(25)が29日、ウエスタン・リーグ広島戦(マツダ)に先発して8回4安打1失点。今季自己最長の8回を、制球を乱すことなく101球にまとめた。

 初回1死から林に初安打を許すも無失点の立ち上がり。2回1死二、三塁から永井の三ゴロの間に先制点を失ったが、失点はそれだけだった。直球は最速154キロを計測するなど力強さは健在で、さらに、制球を乱すことが多かった右打者に四球を1つも与えず、安定感も見せつけた。

 4、5、6回は3者凡退に打ち取り、7回2死三塁のピンチでは代打・岩本を空振り三振。最終8回は先頭の中村奨からはじまる打線をあっという間に3人で斬った。計8奪三振だった。

 藤浪は開幕直前の3月中旬に2軍降格。一定期間、実戦から離れてフォーム修正などに時間を費やした。5月18日に実戦復帰すると、登板するたびにイニング数を伸ばし、前回18日のウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)は7回を投げて10安打3失点だった。そしてこの日は今季初めてイニングや球数の制限なく上がったマウンドで、自己最長8回を危なげなく投げきった。

 「良い悪い関係なしに、最低限ゲームはつくれないといけないと思うので、そういうところを意識してやっていきたい」。2日前の27日に話していた“ゲームメイク”というテーマをクリア。1軍復帰に向けて、確実に前進した。

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2019年6月29日のニュース