楽天、山下逆転2ランで大乱戦制してリーグ首位キープ!両先発初回KO、DeNAは0―6から逆転も…

[ 2019年6月22日 18:22 ]

交流戦   楽天11―9DeNA ( 2019年6月22日    横浜 )

<D・楽>7回2死一塁、左越え逆転2ランを放った山下(撮影・島崎忠彦)
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 初回から両チームとも打者12人の猛攻で計13得点が入り、両先発投手が1回もたずにKOされる大荒れの幕開けとなった試合は、楽天が11―9で逆転勝ちしてリーグ首位をキープ。8―9の7回、途中出場の山下が3号2ランを放って試合をひっくり返し、両軍計20安打20得点の乱戦を制した。

 楽天は初回、先頭の茂木が右翼線二塁打で出塁すると、続く島内が右中間への適時二塁打を放って先制に成功。ブラッシュ、ウィーラーの適時打で2点を追加し、なお無死満塁から辰己が押し出し四球を選んで4点目を挙げてDeNA先発・大貫をKOした。打線の勢いは止まらず、2番手・進藤から太田が右前適時打を打つと、2死満塁から島内が押し出し四球で6点目。8者連続出塁と打線がつながり、初回から6―0と大量リードを奪った。

 しかし先発・古川が1/3回3安打4四球7失点と大乱調で、あっという間にリードを吐き出す。1死三塁から3連続四球で失点すると、ロペス、大和には適時打を浴びてわずか32球で降板。6―4の1死満塁でマウンドに上がった2番手・戸村は2死から神里に走者一掃の適時二塁打を浴びて逆転を許した。

 戸村は2、3回は三者凡退に抑えたが、4回にソト、宮崎に適時打を浴びて6―9とビハインドは3点に。それでも直後の5回、2死から辰己、山下の四死球で一、二塁とし、代打のルーキー渡辺佳が中越え2点二塁打を放って1点差。7回には、2回の守備から途中出場していた山下が2死一塁から左翼へ逆転2ランを放って10―9と試合をひっくり返し、8回には島内、浅村、ブラッシュの3連打でリードを2点に広げて逃げ切った。投手陣は3番手の森原から青山、ハーマン、ブセニッツ、松井と無安打無失点でリレーし、勝利を呼び込んだ。青山が2勝目、松井は24セーブ目を挙げた。

 DeNAは先発したドラフト3位ルーキー・大貫が先頭から7者連続出塁を許す大乱調で、1死も取れず4安打3四球6失点、わずか28球で降板。2回から3番手で登板した武藤は3回1安打無失点の好救援で流れを呼んだが、平田、三嶋が踏ん張れなかった。打線は5回以降は無安打に終わり、9回は3番ソトから筒香、宮崎が三者連続空振り三振に倒れた。

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