ソフトBデスパイネが来日 9日から合流「戻って来られてうれしい」

[ 2019年3月8日 05:30 ]

来日したデスパイネ(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(32)が7日、福岡空港着の航空機で来日した。2月はキューバ代表としてカリビアンシリーズに出場し、引き締まった体で順調な調整ぶりを示した。9日に練習を再開し、首脳陣との話し合いを経てオープン戦に臨む。

 ややスリムになった大砲が、福岡空港のロビーでファンに囲まれた。長旅で疲れ切った表情のデスパイネだったが、言葉には自信がにじんだ。

 「戻って来られてうれしい。今年1年間、いい成績を残して貢献できるように頑張りたい」

 当初は2月の宮崎キャンプ中にチームに合流予定だったが、ビザの発給が遅れ、この日までずれ込んだ。それでも調整は順調に進んでいるようだ。2月は母国・キューバ代表の一員としてパナマでのカリビアンシリーズに出場。打率・350でベストナインに選出され「思ったような成績を残せた」と胸を張った。2日前まで打撃練習、トレーニングをこなしてきたという。

 昨季29本塁打を放ち、今季もクリーンアップとしての期待が懸かるが、外国人枠の争いを勝ち抜かなければならない状況だ。工藤監督は「みんなそろうので、頑張ってもらいたい」と合流を心待ちにしながら「入れる人数は決まっている」と、激しい競争を望んだ。

 今季の外国人はデスパイネのほか、投手にバンデンハーク、ミランダ、スアレス、サファテ、モイネロ。野手にグラシアルがいる。実績十分な7選手が4つの外国人枠を争うだけに、日本で118本塁打を誇るデスパイネでも、オープン戦で結果を残さなければ開幕を2軍で迎える可能性もある。

 昨年までと立場が異なるが、レギュラーを張る自信はある。9日に練習を再開するデスパイネは「後は時差ボケだけ。チーム一丸でみんなで戦ってリーグ優勝、日本一に貢献したい」と力を込めた。

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2019年3月8日のニュース