阪神ジョンソン“PJカーブ”で3人斬り「大きな自信になった」

[ 2019年2月22日 08:45 ]

練習試合   阪神5―0広島 ( 2019年2月21日    宜野座 )

3番手で登板し、1イニングを三者凡退に片付けたジョンソン(撮影・成瀬 徹)     
Photo By スポニチ

 “PJカーブ”で王者を沈黙させた。対外試合デビューとなった阪神・ジョンソンが21日の練習試合・対広島で1回無失点の好投。得意のカーブを駆使し、完ぺきな投球を披露した。

 「本当に良い形で試合に臨めて、良い結果も出たので、大きな自信になった」

 シーズンさながら、勝ちパターンの一角である能見の後を受けて3番手として4回から登板した。先頭のバティスタを2球で追い込むと、最後は外角への131キロカーブで右飛。鈴木を144キロの直球で左飛に仕留めると、最後は松山に再びカーブを内角に投じて一ゴロとわずか12球でリーグ3連覇中の広島の主力を封じた。

 「良い打者たちだなという印象。そういう打者に集中して良い結果が出て良かった」

 パーフェクトピッチの要因となったのは、米国時代からの得意球・カーブだ。従来よりも球速があり、すべて130キロ台をマーク。「(カーブは)どこで曲げていくかは気にしながらやっている」とこだわりの強い“相棒”であることは間違いなさそうだ。

 矢野監督も「やっぱり(打者に)振らせてない。自分のスイングをさせていないし、松山とかのね。あのカウントだからああいうふうになったのかもしれないけど。しっかり振らせてないというのも、やっぱり球のキレというのは感じてる」と助っ人の“クセ球”に高い評価を与えた。

 「これからシーズンに向けて良い準備ができるよ」

 16日のシート打撃で目立った抜け球も無く、高い修正能力も見せつけた。この日、最速148キロだった直球も、開幕へ向けてさらに威力を増すはず。セットアッパーとして期待される「PJ」が桑原、能見、ドリス、藤川らを擁するブルペン陣に加われば鬼に金棒だ。(遠藤 礼)

続きを表示

2019年2月22日のニュース