藤原VS小園また流れた 中学チームメート、ドラ1初競演ならず

[ 2019年2月20日 05:30 ]

練習試合   ロッテ―広島(降雨中止) ( 2019年2月19日    コザしんきん )

ロッテ・藤原(右)に笑顔で声をかける広島・小園(撮影・中村 与志隆)
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 スーパールーキーの「初競演」は無情に流された。コザしんきんスタジアムで19日に予定された広島―ロッテの練習試合は、試合直前の豪雨で中止。「1番・中堅」で先発が発表されていたロッテのドラフト1位・藤原(大阪桐蔭)は「いつも雨ですね。残念です」と苦笑いを浮かべ、途中出場予定だった広島のドラフト1位・小園(報徳学園)は「ずっと雨なので何かあるんですかね」と首をかしげた。

 室内練習場では互いに「頑張れよ」と声を掛け合った。藤原が「また雨やな」と悪天候を話題にすると、小園が「やっぱり雨やな」と返した。

 高校時代も対戦予定が3度中止になったという。小園は「昨年は6月の練習試合が流れた」と振り返る。中学時代はオール枚方ボーイズのチームメート。家族ぐるみの付き合いで、年末年始は毎年のように一緒に温泉旅行に出掛けた間柄だ。高校日本代表で同僚に戻ったが、プロでは再びチームが分かれた。

 両チームのオープン戦対戦はなく、次に相対するのは早くても6月の交流戦だ。藤原は「互いに中心選手になったとき(対戦)できればいい」と先を見据え、小園も「1軍の舞台で戦えるようにしたい」と気持ちを切り替えた。2人のライバル物語は始まったばかりだ。(君島 圭介)

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