落合博満氏 3冠で一番難しかったのは打率 でも「全部獲りにいかないと獲れない」

[ 2018年12月14日 20:14 ]

中日監督時代の2006年、神主打法の構えを見せる落合氏
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 元中日監督で野球解説者の落合博満氏(65)が14日、CBCラジオの中日応援番組「ドラ魂(ダマ)KING」(火〜金曜後6・00)に生出演。放送時間の1時間を目いっぱい使って球界のあれやこれやをぶっちゃけまくった。

 自身がゲストだというのに、番組開始直前に局内で見かけた旧知の夫婦デュエット「チェリッシュ」を“ゲストのゲスト”としてスタジオに招き入れ、しばし思い出話に花を咲かせるというさすがの“オレ流采配”を見せた落合氏。

 現役時代には史上最多3度の3冠王に輝いたが、その打撃3部門(打率、打点、本塁打)でどれが一番難しかったか?と問われると「首位打者!」と即答。打率トップは「全員獲れる可能性がある」とし、打点と本塁打の2部門に関しては「限られたメンバーしか獲る可能性はない」と言い切った。

 それなら3冠王獲得のために一番難しい打率を狙いにいくのかといえば、さにあらず。「全部獲りにいかないと(3冠は)獲れない。よくヒットの延長がホームランって言うけど、それは皆ウソ!」とし、「極端な話を言えば」と前置きした上で「王さんが“王シフト”敷かれても外野手の頭を越えてスタンドに入れれば誰も取れないでしょ?王さんは(ガラ空きの)レフトに打たなかった」と通算868本塁打を放った世界のホームラン王・王貞治氏(78)を例に挙げた。

 また、自身の現役時代の代名詞だった“神主打法”誕生のきっかけについては「頭の上をボールが通ってくもんだから、踏み込んだら死んじゃうなって。頭にデッドボール当たった恐怖感で自然と反応しちゃったんだと思う。意識とは別」と自ら意識して“神主打法”を生み出したのではなく自然と出来た打法であることを明かした。

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