ソフトB大竹 父とキャッチボール ハワイV旅行で親孝行

[ 2018年12月14日 05:30 ]

父・紳一郎さん(左)とキャッチボールをする大竹
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 1年目の今季、3勝を挙げたソフトバンク・大竹耕太郎投手(23)が12日(日本時間13日)、優勝旅行先のハワイで自主トレを行った。父・紳一郎さん(59)とは高校時代以来となるキャッチボールをこなし、改めて来季の先発ローテーション入りと2桁勝利を誓った。

 海水浴やサーフィンを楽しむ観光客を横目に、大竹がグラブとボールを取り出した。ワイキキビーチの砂浜で、父・紳一郎さんとのキャッチボール。「足がきついですね」と不安定な足場で踏ん張り、時折、カーブも投げた。

 「父親とキャッチボールをやったのは大学に入る前の冬ですかね。なかなか家族旅行もできなかったですし、来年も連れて来られるくらいの活躍ができれば」と、数十球のボールの対話を終えた。

 中学時代まで野球をしていたという父・紳一郎さんは、大学時代は陸上のハードル選手だった。「ゆっくり投げているんでしょうけど、“おっ”となりますよね」と息子の成長に目を細めた。現在は熊本県内の小学校で校長を務め、来年で定年を迎える。「定年になるまでに(育成選手から)支配下になってくれればと思っていましたけど、良かったです。本人が言うように来年はローテを奪って2桁勝ってほしい」とエールを送った。

 育成ドラフト4位で入団した1年目は、3軍での登板から始まった。2軍でリーグトップの8勝を挙げ、7月に支配下選手登録を勝ち取った。初登板初先発となった8月1日の西武戦では8回2失点の好投で初勝利。育成ドラフト出身ルーキーとして初の快挙を成し遂げた。その後も2勝を重ね、CS、日本シリーズでも登板した。大竹は「親が見に来るときは勝ちたい。大学のときは抑えた試合は一回くらいしかなかったので申し訳なかった」と決意を新たにした。

 初めて訪れたハワイでは両親にプレゼントを購入するなど親孝行の時間となった。勝負の2年目の目標は2桁勝利と規定投球回クリア。紳一郎さんの還暦を祝うためにも、高いハードルを越える。

 《工藤監督も家族サービス》ソフトバンクの工藤監督は優勝旅行3日目は家族サービスに努めた。「娘が昨日、ハワイにある出雲大社に行ったみたいだから、行ってみようかなと。あとは子供たちの好きなようにですね」と水入らずの時間を過ごした。この日は朝から快晴で「今日くらいから天気が良くなると聞いていたので良かったね」とリラックスした様子だった。

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