横浜商大の名将・佐々木正雄監督 ラストゲーム終え「35年間の思い出が走馬灯のように…」

[ 2018年10月7日 18:07 ]

神奈川大学野球秋季リーグ戦   横浜商大2―4神奈川工大 ( 2018年10月7日    横浜 )

横浜商大―神奈川工大・監督として最後の試合を終え、挨拶する横浜商大の佐々木正雄監督
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 横浜商大を35年間率い、今年限りでの勇退を表明していた佐々木正雄監督(70)が最後のリーグ戦を終えた。神奈川工大に敗れ、白星締めとはならなかった。それでも試合後には家族や関係者から花束が贈られ、選手による感謝の胴上げが行われた。

 「清々しい気持ち。このグラウンドで花束をもらえるなんて幸せなこと。35年間の思い出が走馬灯のように流れる」と感慨深げに目を潤ませた。「ウチはご覧の通りこれからのチーム。これからチャンスは絶対にある」と期待を寄せた上で「楽ばかり追いかけるこのご時世。指示待ちするな、自分から苦労しろ」とナインに最後のゲキを飛ばした。

 84年に当時2部だった横浜商大の監督に就任。1部に昇格させ、90年春にリーグ初優勝を飾ると、春秋計6回の優勝に導いた。多くのプロ野球OBも輩出し、大学日本代表のコーチや全日本大学野球連盟監督会会長など要職を歴任した。

 後任には井樋秀則助監督が昇格する。後進に道を譲った佐々木監督は今後、総監督として野球部を見守っていく。

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2018年10月7日のニュース