近江、サヨナラで17年ぶり3回戦へ 前橋育英・恩田は143球の熱投実らず

[ 2018年8月13日 16:55 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第9日・2回戦   近江4―3前橋育英 ( 2018年8月13日    甲子園 )

<近江・前橋育英>近江の2番手・林(撮影・坂田 高浩)
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 第100回全国高校野球選手権大会第9日は13日、甲子園球場で2回戦の3試合が行われ、第3試合では近江(滋賀)が無死満塁とした9回に6番・有馬(2年)の中前タイムリーで劇的なサヨナラ勝ち。準優勝を飾った2001年以来、17年ぶりに3回戦に駒を進めた。

 後攻の近江は初回1死1、2塁から初戦の智弁和歌山戦で2本塁打を放った4番・北村(3年が詰まりながらも右前に運んで先制。2点を追って迎えた6回には9番・住谷(3年)から3番・家田(3年)までの4連打で2点を挙げて同点に追いついた。

 3―3で迎えた9回には敵失、安打、四球で無死満塁。有馬は前橋育英のエース恩田(3年)が投じた143球目を中前にはじき返してチームを勝利に導いた。

 投げては2番手として4回からマウンドに立った左腕・林(2年)が大きく曲がるカーブとチェンジアップを駆使して好投。林は初戦の智弁和歌山戦でも2番手で3回1/3を投げて無失点に抑えており、この日も5イニングで1点も与えなかった。

 前橋育英は2回、2本のヒットと四球で1死満塁にすると8番・恩田の中前打と9番・笹沢(3年)のセーフティー・スクイズで3点。しかし4回以降は近江の林に抑えられ、9回に敵失と四球で2死1、2塁のチャンスをつかんだものの、6番・丸山(2年)は一ゴロに終わった。

 近大付戦で完封を達成した恩田は最後まで粘るり強く投げたが最後に力尽きた形。初出場で優勝した2013年以来の16強進出はならなかった。

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