ヤクルト松本 古田以来の28年ぶり新人捕手先発 初の盗塁阻止魅せた

[ 2018年4月29日 20:13 ]

セ・リーグ   ヤクルト8―11巨人 ( 2018年4月29日    東京D )

<巨・ヤ>3回2死二塁、打者・ゲレーロで田畑投手コーチ、松本、石川(左から)らナインがマウンドに集まる
Photo By スポニチ

 ヤクルトのドラフト7位ルーキー松本(西濃運輸)が、新人捕手としては1990年古田以来となる28年ぶりの先発マスクをかぶった。25日の阪神戦(松山)で9回の守備についてプロ初出場を果たしていたが、この日は「8番・捕手」で先発に抜てき。プロ17年目の石川と組んだバッテリーで、内角をつきながら2回まで無失点。2巡目となった3回に坂本にソロ被弾を浴びるなど3点を失って同点とされた。石川が4回で降板すると、7―3の5回には2番手・風張をリードして2被弾。6回に代打を送られたが、2回1死一塁では一塁走者・長野の二盗を阻止するなど、初の盗塁阻止。二塁送球1秒80を誇る強肩で、持ち味を発揮する場面もあった。

 昨年は都市対抗に出場した東京ドーム。「途中で代えられるのが現状。最後まで出れるように、よかったことと悪かったことをあすの朝までに振り返っておきたい。(石川とは)いろいろ会話をしてもらって不安はなくできた。次は自分から(話しかけて)やっていかないといけないと思う」と振り返った。盗塁阻止については「いいスローイングじゃなくてリプレー検証になったけど、次はリプレー検証なくアウトにできたら」と誓った。

 チームは3連敗となったが、期待の新人捕手がプロ野球選手として大きな一歩を踏み出した。

続きを表示

2018年4月29日のニュース