楽天崖っ縁…CS2勝“台湾の新星”宋家豪が痛恨の連続被弾

[ 2017年10月22日 05:30 ]

パ・リーグCSファイナルステージ第4戦   楽天3―4ソフトバンク ( 2017年10月21日    ヤフオクドーム )

6回無死、中村晃(左)に勝ち越しソロ本塁打を浴びる宋家豪
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 楽天はここまでCS2勝の新星が、ついに落ちた。2点ビハインドをひっくり返して迎えた6回。この回から登板した2番手・宋家豪(ソンチャーホウ)が内川、中村晃に連続ソロ本塁打を浴びて再逆転を許した。

 威力のある直球が持ち味だが、ともに狙いとは違って甘く入った球を捉えられた。CS4試合目の登板で初めて喫した失点が勝敗を分け「自分のせいでチームが負けた。直球勝負だけでは駄目」と肩を落とした。

 元をたどれば先発・岸が誤算だった。2回2死二塁から長谷川勇の左翼線二塁打で先制され、3回にはデスパイネに甘いカーブを左翼席へと運ばれた。

 「(調子が)良くないなりに2失点でよく収まったという感じだが、5回で代わっているので…」。5回2失点。CSへの調整のため2回だけ投げた10日のロッテ戦を除けば、今季最短での降板だった。梨田監督は「ボールが先行したり、しんどそうだった」と話した。

 ファイナルS開幕2連勝で優位に立ちながら、前日の則本に続き2枚看板で2連敗を喫した。崖っ縁に立ち、きょう22日の先発は美馬。梨田監督は「何とか頑張らないといけない。(正念場は)何回も経験している。みんなでやっていくしかない」と絞り出した。 (黒野 有仁)

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