中田 4番外れプロ初3番で逆転V打「足が震えてました」栗山監督も「感動」

[ 2017年6月10日 21:20 ]

日本生命セ・パ交流戦   日本ハム3―2巨人 ( 2017年6月10日    札幌ドーム )

<日・巨>8回1死二、三塁、2点二塁打を放った中田
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 4番を外れプロ初の3番に入った日本ハムの中田翔内野手(28)が連敗を6で止める意地の逆転V打を放った。

 1点を追う8回1死二、三塁で代わったマシソンから左中間を破る値千金打。二塁ベース上で雄叫びを上げた男は、試合後のお立ち台で「足が震えてました。こんな頼りないバーターにみんなが回してくれた。意地でも打ちたいと思った」と振り返った。

 6連敗中はわずか1打点と不振にあえぎ、この日は4番の座をレアードに譲った。「打席に入る前に(球場の)スクリーンに3番でも4番でもすることは一緒という文字が見えたのでその気持ちで打席に入りました。いつも通り仕事をしようと思ってました」と悔しさを隠したが、答えはバットで出した。

 栗山監督はこの日、2012年に就任して以降、前日9日まで先発した720試合では全て4番を任せていた中田を3番に変えた。信頼を寄せる中心打者のバットで通算400勝を達成した指揮官は「久々に感動した。良かった」と心地よさそうに話した。

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