中日・森監督 練習中に子供たち招き入れた 異例のファンサービス

[ 2016年10月13日 05:30 ]

グラウンドに招き入れた子供に、思わずほころぶ森監督(右)
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 次世代の竜党育成だ。中日の森繁和監督(61)が12日、秋季練習中のナゴヤ球場のグラウンド内に子供たちを招き入れる異例のファンサービスを行った。

 この日最後のメニューだったランニング中、指揮官は数組の親子連れを観客席に見つけた。「歩ける子は、こっちに来な」。粋なサプライズで内野フェンスを開放。関係者によると、秋季練習中に子供がグラウンドに入るのは異例で「記憶にない」という。

 ママたちに促された数人の子どもたちは、恐る恐る入っていったが、普段は見せない指揮官のほほ笑みにつられたのだろう。次第に心を開き、楽しそうに触れあう場面も。すっかり好々爺(や)と化した森監督は「遊びたい、って言うから、どうぞと。ボールも使ってなかったし(観客の)人数も少なかったから。こういう日があってもいい。今度は遊び道具を用意しておかないとな」とご機嫌だった。

 20日に開かれるドラフト会議にも言及し、1位指名が競合したときの抽選については「いけ、と言われればいきますよ。どっちの手? 両手じゃないか」とニヤリ。ファンと選手の両方を育てて実り多き秋にする。 (水口 隆博)

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2016年10月13日のニュース