メッツ 42歳右腕コローン一発 投手の初本塁打で最年長

[ 2016年5月8日 13:52 ]

<メッツ・パドレス>2回に左越え2ランを放ったメッツのコローン(右)は走者のプラウェッキに迎えられる (AP)

ナ・リーグ メッツ6―3パドレス

(5月7日 サンディエゴ)
 メッツのバートロ・コローン投手(42)が7日のパドレス戦で、メジャー19年目にしてキャリア初となる本塁打を放った。

 この試合に先発したコローンは2回の第1打席、2死二塁の場面でパドレスの先発・シールズと相対した。カウント1ボール1ストライクから投じられた3球目を右打席のコローンは強振。144キロを計測したストレートを力一杯叩くと、快音を残した打球はレフトスタンドへと飛び込む2ランとなった。

 この予想もしていなかった一発にメッツナインは大騒ぎ。しかし、直後にベンチ裏に消え、ダッグアウトに誰もいなくなるという「サイレント・トリートメント」は忘れなかった。これはメジャー初本塁打を放った選手を祝福する儀式で、ドジャースの前田もデビュー戦の本塁打の際に経験したもの。

 無人のダッグアウトに戻り、ゆっくりとヘルメットを脱ぐコローン。その背後からナインが現れ、「やったな」とばかりに声を上げながらメジャー最年長投手に駆け寄った。本職でも6回2/3を投げて6安打3失点と好投。しっかりと試合を作り、今季3勝目を手にした。

 この一振りは記録的なものとなり、投手のメジャー初本塁打としてはランディ・ジョンソンの40歳(2003年9月19日に記録)を抜いて最年長。メッツの選手としては、ロッテでもプレーしたフリオ・フランコの48歳(2007年)に次いで2番目に年長のものであったという。

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