マエケン 7回途中無失点で降板 日米通算100勝目の権利得る

[ 2016年4月24日 11:30 ]

<ドジャース・ロッキーズ>ドジャースの先発・前田 (AP)

ナ・リーグ ドジャース―ロッキーズ

(4月23日 コロラド)
 ドジャースの前田健太投手(28)が23日のロッキーズ戦に先発。3安打8奪三振無失点と好投を見せ、今季3勝目の権利を手にして7回途中、6回1/3でマウンドを降りた。

 メジャー3勝目に加え、日米通算100勝目の懸かる前田の相手はこの試合まで2割6分9厘とチーム打率がリーグ2位のロッキーズ。しかも、敵地クアーズ・フィールドは高地にあり、気圧が低くて打球が飛びやすいため、「投手不利」の球場とされる。本人は「投球スタイルは変えない」と話していたが、そうした状況でどのような投球を見せるか注目された。

 ドジャース打線は初回、ロッキーズの先発・チャットウッドを攻め、1死二、三塁とすると、ゴンザレスの内野ゴロの間に1点を先制。前田はその裏、三者凡退で無失点スタートを切ると、ド軍打線は2回にも女房役のエリスが左越え1号2ランを放ち、序盤に右腕へ3得点をプレゼントした。

 2回、前田は2死から四球を与えたが、後続を断ち、この回も無失点。すると、3回から5回まで3イニング連続でロッキーズ打線を三者凡退に切って取る快投を披露した。

 5回まで無安打投球。同球場では1996年にチームの先輩、野茂英雄氏が無安打無得点試合を達成しているが、その再現とはいかず、6回に1死から9番・ルメイユに中前打を浴びた。続くストーリー、ゴンザレスにも連打され、1死満塁のピンチ。しかし、前田はアレナドを二飛、パーラを投ゴロに切って取り、スコアボードに「0」を並べた。

 7回もマウンドに上がった前田は、先頭のレーバーンを空振りの三振に切って取り、ここでロバーツ監督は2番手・アビランをコール。球数は94球だった。

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