オコエ プロ初盗塁ベースが20万円落札 異例企画に入札100件超

[ 2016年4月12日 07:38 ]

3月26日の楽天―ソフトバンク戦で10回1死一塁、打者・岡島の時、オコエがプロ初盗塁を決める

 楽天は11日、ドラフト1位・オコエが3月26日のソフトバンク戦(コボスタ宮城)でプロ初盗塁を決めた二塁ベースが約20万円で落札されたことを明らかにした。

 3日から1週間、球団オンラインショップで行われたオークションで、入札は100件を超えたという。

 異例の企画を試みた球団関係者は「改めてオコエ選手の人気の高さがよく分かりました」と目を丸くした。落札金は東日本大震災の被災地を支援するプロジェクトの資金に充てられる予定。1年目の開幕早々に、社会貢献活動にも一役買った。

 休日返上でウエートトレーニングなどに励んだオコエは「まだ価値がないので、価値が出るよう頑張ります」と照れ笑 いした。グラウンド内外で話題を集める新人は13日、本拠地でのナイター・ロッテ戦前にイースタン・リーグのヤクルト戦(利府)に出場予定。1軍ではベンチスタートが多く打席数が限られるため、実戦経験を積む狙いだ。開幕後は7打席無安打。初の2軍戦では「1打席でも多く回ってくるように」(梨田監督)と1番か2番に入る見通しで、「とりあえず打てるように振りまくります」と気合を入れた。

 ≪1枚1万7千円≫一般的に「ベース」の値段は?スポーツ用品大手のミズノでは、一~三塁のベース(公式規格品)を3枚1組で5万940円(プラス税)で販売。1枚は1万6980円(同)だ。基本的には注文での販売になるという。ホームベースは最も高いもので7万円(同)、投手のプレートは5万8000円(同)。

続きを表示

この記事のフォト

2016年4月12日のニュース