清原被告保釈 周辺道路の安全優先、姿は見せず 入院先へ直行

[ 2016年3月17日 18:52 ]

大勢の報道陣の中、警視庁を出る清原被告を乗せたとみられる車

 覚せい剤取締法違反(所持、使用)罪で起訴された元プロ野球選手の清原和博被告(48)が17日午後6時52分ごろ、勾留先の警視庁本部から保釈された。

 清原被告は保釈前に警視庁を通じて「たくさんの方々にご迷惑と御心配をおかけしてしまったことを心よりお詫び申し上げます」とするコメントを発表。保釈時に直接、報道陣の前で謝罪する意思はあったものの、警視庁からの指導で周辺道路の安全確保を優先するため、警視庁内でワンボックスカーに乗り込み、外からその姿はうかがい知ることはできない状態だった。今後は持病の糖尿病等の検査・治療のためしばらく入院するとし、入院先に直行した。

 清原被告は2月2日に現行犯逮捕され、地検は2月23日に所持罪、3月15日に使用罪で起訴。同被告は所持と使用を認めているが、入手先は明らかにしていないとみられる。弁護人は16日に保釈請求し、東京地裁が翌17日に保釈を許可。保釈保証金は500万円。

 起訴状では、2月1日ごろ、東京都港区のホテル客室で覚せい剤を使用。同2日には港区の自宅マンションで、覚せい剤約0・2グラムを所持していたとしている。

 初公判は東京地裁で5月17日に開かれる。

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