侍J中田、筒香と4番争いぼっ発 先陣第1戦「悔しい思い持って」

[ 2016年3月5日 05:52 ]

台湾との強化試合に向け打撃練習をする中田

侍ジャパン強化試合 日本―台湾

(3月5日 ナゴヤD)
 5日、6日に行われる「日本通運 presents 侍ジャパン強化試合 日本―台湾」に向け、日本代表が4日、第1戦の舞台であるナゴヤドームで全体練習を行った。来年3月に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を控えている侍ジャパン。5日に4番を務める日本ハムの中田翔内野手(26)が、昨年の「プレミア12」でも発揮した豪打で、世界一奪還を目指す小久保ジャパンに勢いをつける。

 代名詞の豪快なフルスイング。フリー打撃に臨んだ中田は、ナゴヤドームの左翼スタンドに次々と打球を叩き込んだ。三塁ベンチ前で汗を拭うと、気合の入った表情で口を開いた。

 「誰もが着られるユニホームではない。気持ちが引き締まって良い練習ができた」。世界一奪還に燃える第4回WBCが開催されるのは来年の3月。小久保監督は全体練習前のミーティングでは代表の誇りを持って臨むことはもちろん、1年後を見据えた戦いをナインに求めた。打線の核になるのが中田だ。惜しくも3位に終わった昨年11月の「プレミア12」では8試合で28打数12安打、打率・429、3本塁打、15打点と驚異的な活躍を見せた大砲が、5日は4番を務める。6日はDeNAの筒香が務める予定で、4番争いが本格化する。

 小久保監督は「プレミア12のように堂々とした、どっしりとした日本の4番として打席に立ってもらいたい」と期待を寄せた。中田は「試合に出られるだけでありがたい。(プレミア12の)悔しい思いを持ってやっている」と日の丸を背負う熱い思いを口にした。再び猛打を見せ、真の4番の座をつかみ取る。(柳原 直之)

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