元巨人の吉村氏＆定岡氏　学生指導資格研修会を受講

研修を終え報道陣に対応する吉村氏

　プロ野球経験者が学生野球の指導者となるためのプロ側の研修会が２９日、都内で行われ、元プロ８５人、今年から参加が認められた独立リーグ出身者３２人が受講した。

　プロアマの歴史、新人選手獲得に関するルールの説明や、学生の故障の現状などの講義が行われた。侍ジャパンＵ―１５（１５歳以下）の監督に就任した吉村禎章氏（５２＝スポニチ本紙評論家）は「プロ経験者としてアマチュア側と協力して、少しでも力になれればと思った」と約５時間の講義を真剣な表情で聞き入った。

　元巨人の定岡正二氏（５９）は、兄・智秋氏（６２）が８月に柳ケ浦（大分）の監督に就任したことから「兄貴が監督になったことがきっかけ。グラウンドに降りたい気持ちはある」と兄弟での指導にも意欲を見せた。１２月に学生野球側が開く研修会と適性審査を経て、資格の回復が認められる。