ヤクルト 石川5回持たず4失点降板 5戦連続“壁”越えられず

[ 2015年10月29日 20:24 ]

<ヤ・ソ>5回1死一、二塁、降板するヤクルト先発・石川

SMBC日本シリーズ2015第5戦 ソフトバンク―ヤクルト

(10月29日 神宮)
 ヤクルトは崖っぷちに追い込まれて迎えた日本シリーズ第5戦。中4日で先発マウンドに上がった石川だったが“負の連鎖”を止めることはできなかった。

 4回1/3を5安打4失点で降板。今シリーズのヤクルト先発投手は初戦から4人連続で5回未満でマウンドを降りていたが、この日の石川も“壁”を越えられなかった。

 第1戦(ヤフオクD)では4回3失点で敗戦投手となった石川。そのリベンジを期してのマウンドだった。初回、先頭の川島に中前二塁打を許したが、後続を打ち取って無失点で切り抜けた。3回は三者連続三振に仕留めるなど、気迫あふれる投球を続けた。

 だが、4回に李大浩に痛恨の先制2ランを被弾。続く5回には先頭・今宮を左越え二塁打で塁に出すと、1死後には9番・スタンリッジを四球で歩かせ、ここでベンチが動き交代。2番手・石山は味方の失策で満塁のピンチを背負うと、明石に左前適時打を許すなど、この回2点を失い、リードを広げられた。

 石川は「勝つしかない試合で、5回を投げ切る事もできずに情けないです。先発の役割を果たす事ができずに申し訳ないです」と肩を落とした。

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2015年10月29日のニュース