阪神大震災時は生後2カ月 20歳女子大生が始球式で恩人と再会

[ 2015年4月20日 05:30 ]

プロ野球オリックス―西武で始球式を務める村中彩さん。生後2カ月で阪神大震災に遭った

パ・リーグ オリックス4-1西武

(4月19日 ほっと神戸)
 95年に生後2カ月で阪神大震災に遭った神戸市の大学生・村中彩さん(20)が、始球式を務めた。

 「緊張が凄かったが、前より真っすぐ飛んだので良かった」と笑みがこぼれた。被災当日は神戸市のマンション3階の自宅に閉じ込められ、消防士に助けられた。04年8月に行われたオリックス戦の始球式で、その消防士と再会した。それから11年。「震災のことを伝承するきっかけになれば」と引き受けた。将来は「人の役に立ちたい」と管理栄養士になることを夢見ている。

続きを表示

この記事のフォト

2015年4月20日のニュース