開幕5連勝でストップ 田辺監督「そりゃいつか負ける時も来るわ」

[ 2015年4月4日 05:30 ]

<西・ソ>ベンチで頭に手を当てる田辺監督

パ・リーグ 西武3―7ソフトバンク

(4月3日 西武プリンス)
 「そりゃ、いつか負ける時も来るわ」。開幕からの連勝が5で止まり、今季初黒星を喫した西武・田辺監督はサバサバと振り返った。

 8回から満を持して投入したセットアッパーの増田が逆転を許したが、「こっちは増田で(相手を)抑えにかかっているわけだから仕方ない」。ベンチは2死一、三塁から松田に対してボールが先行したことで歩かせ、左打者の高谷との勝負を指示。しかし、結果は走者一掃の逆転の適時二塁打。増田は「直球が甘く入った」と唇をかんだ。

 田辺監督は遊撃手、敵将の工藤監督はエースとして1980年代後半から90年代前半まで西武の黄金期を支えた。開幕前には、「かつての西武の顔を取り戻す大事なシーズン。胸に刻んで戦っていく」と話していた田辺監督。そして互いが指揮官となって迎えた初対決。「1試合では何とも言えない。何試合かやれば(工藤野球に)感じるものが出てくると思うが…」としたが、7年ぶりの覇権奪回には避けて通れない相手。「(今日の負けで)ずるずるいかないように。ソフトバンクに対する苦手意識を払拭(ふっしょく)するような戦いをしたい」と語気を強めた。

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2015年4月4日のニュース