広島・新井開幕微妙に 右肘に痛みと腫れで離脱

[ 2015年3月19日 05:30 ]

17日の試合で一塁を守る新井

 シーズン開幕まで10日を切ったところで、アクシデントが発生した。8年ぶりに古巣復帰した広島・新井貴浩内野手(38)が18日、右肘の違和感を訴え、遠征先の札幌から緊急帰広。19日に広島市内の病院で検査を受ける。結果次第では開幕に間に合わない可能性も出てきた。

 前日17日の日本ハム戦後に違和感を覚え、この日の朝に患部に腫れが見られたため、球場入りせず宿舎で静養し、夕方の便で広島へと戻った。松原慶直チーフトレーナーは「練習をすることより、病院に行くことが優先」と説明した。緒方監督は「広島から合流させたい」と、22日のオープン戦最終戦となるソフトバンク戦(マツダ)で再合流させる見通しを口にしたが、楽観視できない状況ではある。

 新井は春季キャンプから精力的に練習を重ね、2月14日の紅白戦で移籍後“初打席初本塁打”を記録。オープン戦では17打数2安打の打率・118と低調だが、この日もチームは1安打しか打てなかっただけに、一振りで流れを変えられる貴重な長距離砲として一、三塁の開幕スタメン候補にも挙がっている。それだけに、開幕アウトとなれば戦力構想にも影響を及ぼしかねない。今は軽症であることを願うばかりだ。

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2015年3月19日のニュース