和田監督 梅野のリードに苦言「共同作業だからね」

[ 2015年3月19日 08:30 ]

<ヤ・神>7回無死二塁、森岡の打球に反応する松田だったがグローブを弾き飛ばされる

練習試合 阪神1―6ヤクルト

(3月18日 神宮)
 期待の若手バッテリーに、課題が突きつけられた。1―3の7回から登板した阪神・松田が先頭から4連打を浴び、勝負を決定付けられる2点を献上。だが、和田監督が試合後に着目したのは、むしろ梅野の配球だった。

 「最初にスライダーを打たれて、そこから完全に消してしまった。キャッチャーとの共同作業だからね。助けてやらないといけない」

 先頭・山田にスライダーを左前打され、リズムが狂った。続く奥村には右翼線二塁打を浴び、森岡、ユウイチにも痛打された。ヒットされたのはいずれも真っすぐ。スライダーを織り交ぜることができれば、結果は違ったのかもしれない。ベテラン捕手になればなるほど、前の打席で痛打された球種を、次の打席でも使うことを心がけるという。そうでなければ、自らの手で配球の幅を狭めることになるからだ。松田が21歳なら、梅野もまだ23歳。苦い経験を力に変える時間は、たっぷりとある。

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2015年3月19日のニュース