藤浪 マエケンに守備の極意を学びたい 今季12球団ワースト6失策

[ 2014年12月7日 05:30 ]

優勝した枚方ボーイズ・神頭主将(右)に優勝旗を授与する藤浪

 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が6日、希望している広島・前田健太投手(26)との合同自主トレを実現させた場合、ゴールデングラブ賞を4度も受賞している先輩から守備の極意を学ぶ考えを示した。

 「フィールディングはセンスですが、自分はセンスが無いタイプなので…。技術の面は盗めないと思うので、考え方、気持ちの部分を聞けたら。考えの部分で一つ参考にさせてもらえることがあればと思います」

 守備向上のヒントは精神面にあるとの自己分析だった。5日の契約更改の席上でも球団に“出稽古”の許可を求めて、大まかな了承を得ており、この日は「(球団からの返答は)まだです。近日中です」と話すにとどめた。しかし、すでに前田健とともに参加した4日のテレビ番組収録で本人に参加希望の旨を伝え、「球団から許可が出たら是非一緒にやろう」という言葉をもらっている。そして、実現した場合の“青写真”を明かしたというわけだ。

 「シーズンはくだらないミスが多かった。そのせいで勝ちゲームを落としたこともある。反省すべきところと思います」

 今季は12球団の投手で最多の6失策。その要因を「微妙な打球であせりが出て、あせって投げたこともミスにつながったと思う」と振り返る。ということは…。どんな状況でも精神面の安定を保つことさえできれば、ミスを減らせるということ。そうして無駄なミスを撲滅することが、さらなる勝ち星の増加につながるはず。「マエケンの極意」を採り入れることで、取りこぼしを減らしてみせる。

 ▽藤浪の投手失策 昨季の2度から今季は12球団ワーストの6度に増やした。阪神の投手の失策6以上は、01年井川の7以来13年ぶり。球団記録は79年小林の10。プロ野球記録は39年亀田(イーグルス)と50年米川(東急)の12。

続きを表示

この記事のフォト

2014年12月7日のニュース