井口同点弾「久しぶりに芯に」 初のサヨナラ弾に加藤「最高」

[ 2014年5月20日 23:13 ]

<ロ・ヤ>10回裏2死一、二塁から加藤(右)がサヨナラ弾

交流戦 ロッテ9―6ヤクルト

(5月20日 QVC)
 ロッテのサヨナラ勝ちの主役は3ランを放った加藤だったが、交流戦黒星スタートの危機を救ったのは井口のバットだった。

 9回2死無走者、6連勝中と勢いに乗るヤクルトに崖っぷちに立たされ、打席に立った井口。初球を叩くと打球は左中間への6号同点ソロとなった。右手に腫れが出て、4試合ぶりの先発復帰でこれ以上ない結果を残した。「久しぶりに芯に当たった。貴重なホームランになってよかった」と振り返り、「(欠場して)迷惑をかけた。集中していた」と、万全ではないが今後の巻き返しを期した。

 このベテランの働きに伊東監督は「(井口の)ホームランでよくなった。最後もよくつないでくれた」とチームの粘りを称賛した。

 そして、自身初の劇的な一打を放った加藤は「今までチャンスをもらってきて裏切ってきた。その人たちの気持ちに応えられて良かった。最高です」と笑み。「1試合1試合集中してこのまま首位まで行きたい」と高らかに宣言、昨年はプロ初打席初球本塁打で話題をさらった23歳の大仕事でロッテは最高の交流戦スタートを切った。

続きを表示

この記事のフォト

2014年5月20日のニュース