統一球“適合”切り替え後の本塁打数は…セ微減、パ微増

[ 2014年5月20日 05:30 ]

 統一球を供給するミズノは19日、担当者が日本野球機構(NPB)を訪れ、熊崎勝彦コミッショナー(72)に、規定に適合した統一球を安定供給できる生産体制を確立したと報告した。既に4月29日の試合から全て適合球に切り替えている。

 統一球は開幕直後の検査で、反発係数の平均が規定の上限を上回っていることが判明。ミズノは球の芯を巻く毛糸が乾燥していたことなどが原因として謝罪し、中国・上海工場での製造工程を見直していた。熊崎コミッショナーは「今後は一層、管理を徹底していくということだった」と話した。

 適合球へ切り替わってから3週間が経過したが、切り替えの前後で1試合平均の本塁打数を比較するとセ・リーグは1・87から1・77に微減。逆にパ・リーグは1・39から1・58に微増と、データ上は大きな変化はない。

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