長谷川 今年もV宣言!「セの各チームを倒し優勝したい」

[ 2014年5月20日 05:30 ]

会見を終え記念撮影に納まる(左から)ソフトバンク・今宮・長谷川、広島・木村、丸

交流戦 ソフトバンク―広島

(5月20日 ヤフオクD)
 普段は寡黙なソフトバンクの打撃職人が冗舌だった。交流戦は12年が打率・400、昨季は史上最高打率・418でMVPを獲得。大得意とする長谷川は連覇とともに自身の大きな目標を掲げた。

 「とにかくセの各チームを倒し、優勝したい。もう1年前のことなので感覚は残っていませんが、昨年の成績を塗り替えられるようにする」

 昨季は交流戦を境に打率・294から・341に引き上げ、自己最多の198安打と初の首位打者獲得につなげた。「交流戦は(1チームと)4試合。データや特長を探りつつやる試合ではない。力と力の勝負。各チームのいい投手と対戦することで、自分の打撃を知ることができる。打撃も高まります」。交流戦は最大4連戦で日程に余裕があり、質の高い投手との対戦が増える。会見ではこの2連戦での対戦はないが、広島のエース前田健の名前を挙げ「日本球界を代表する投手。調整段階のオープン戦でもの凄いスライダーを投げていた」と勝負を楽しみにしていた。

 今季の交流戦は指名打者(DH)制をセの主催試合で採用し、パの主催試合で解除する。右大臀筋付け根炎症を抱えている内川は「当日にならないと分からない。どうでしょう」とDH以外での出場には不安が残る。過去10年間で4度、優勝している秋山監督も「(昨年の優勝は)結果的なもの。それを意識せずにやる」と厳しい戦いを覚悟している。

 チームは18日までのオリックス戦(京セラドーム)で3連敗し、首位から1・5ゲーム差の2位に順位を下げた。再浮上するためには「交流戦男」の存在が重要だ。「今年(打率・344)はまだまだだと思う。この交流戦をきっかけとして調子を上げていきたいですね」。背番号24の視界は、史上初の連続MVPをとらえていた。

続きを表示

2014年5月20日のニュース