40代カルテットで花道…山崎 最後の打席は「イメージ通り」併殺打

[ 2014年3月22日 05:40 ]

<中・楽>場内を一周しファンにあいさつをする山崎

オープン戦 中日5―5楽天

(3月21日 ナゴヤD)
 最後の打席は「イメージ通り」のゲッツーだった。1日限定で現役復帰した中日・山崎武司内野手(45)が「4番・DH」で引退試合に先発出場。初回1死一、二塁のチャンスで大きな拍手に迎えられてボックスに入ると、2ストライクから則本の140キロ直球に詰まらされ、二ゴロ併殺打で選手生活を締めくくった。

 「イメージ通りの凡退だったね。則本も真っすぐ一本で来てくれるだろうし、真っすぐだけなら三振はない。でも、詰まってあっちに行くだろうなと思っていたから」

 さすがに快音は放てなかったが、86年にプロ入りした当時の「22番」を背負い、主砲として活躍した中日、楽天両軍のナイン、関係者の前で最後の雄姿を見せた。谷繁兼任監督も、スタメンに山崎、小笠原、和田、谷繁と同年代のベテランを4人も並べる「40代カルテット」を組み、晴れ舞台を演出した。

 22日からは野球評論家・山崎武司氏に戻る。試合後のあいさつでは「中日、楽天が優勝して日本シリーズで戦い、そこで解説するのが今の目標です」と第二の人生での活躍を誓った。

 ▼中日・谷繁監督(オープン戦19打数無安打。山崎の引退試合に)自分もそろそろあるかなと思って見ていたよ。わざと40代を4人スタメンに並べてみた。

 ▼楽天・星野監督 バットのシンの近くに当たったな。あいつも引退試合をさせてもらえる選手になったんだなあ。よく頑張ったと思うよ。

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