阪神・呉昇桓 2ステップ問題なし NPBが統一見解

[ 2014年3月10日 05:30 ]

阪神の呉昇桓

 阪神の新守護神、呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)の反則投球の疑い、いわゆる「2ステップ問題」に関して、日本野球機構(NPB)が問題なしとの統一見解を示したことが9日、分かった。

 前日8日に友寄正人審判長と会談した阪神の四藤慶一郎球団専務が、「結論から言うと、現状の投球フォームで問題ない、ということだった」と明言した。

 呉昇桓のフォームについては2月9日、沖縄・宜野座キャンプでの投球練習を見た審判団が、踏み出す左足が2度地面に着くこともある「2ステップ」で、反則投球となる疑いを示していた。

 四藤専務によると、友寄審判長は「意図的に打者のタイミングを外そうとする場合はボークと判断される」と判断基準を明示したという。呉昇桓のフォームについては、「審判の方は“スムーズに投げている”と判断していた」とし、「だからボークではないという判断になった」と続けた。

 「我々としてはもともと、問題ないと思っていましたが、あらためて大丈夫となって安心した」と四藤専務。呉昇桓は「最初から気にしていませんでした。自分は選手なので、ああだ、こうだと言う前に、(指示に)従うつもりで練習に集中していました」と話した。

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2014年3月10日のニュース