ダルが認めた右腕 東京ガス新人・山岡が社会人デビューへ

[ 2014年3月10日 06:01 ]

社会人初陣へ臨む東京ガスの山岡

 第69回東京スポニチ大会(スポーツニッポン新聞社、日本野球関東地区連盟主催)が、10日から16チームが参加して行われる。予選リーグを3日間で行い、各ブロックの1位チームによる決勝トーナメントが13日に行われる。瀬戸内(広島)から東京ガスに入社した山岡泰輔投手(18)ら、新人選手にも注目が集まる。なお、優勝チームには今秋の日本選手権の出場権が与えられる。

 初優勝を狙う東京ガスにメジャーリーガーが認める右腕が加わった。瀬戸内のエースだった山岡は社会人デビューに向け「新人らしく思い切ってやりたい。どこまで自分の投球が通用するか」と、新たなステージでのマウンドを心待ちにした。

 昨夏甲子園では初戦で明徳義塾(高知)に1―2で敗れたが、18Uワールドカップでは日本代表入り。松井裕(楽天)らとともに準優勝に貢献した。山岡は4試合に登板し無失点の好投でベストナインにも選出。映像を見たレンジャーズ・ダルビッシュが「プロにすぐ行くべき」と評するほどだった。プロのスカウト陣からも高い評価をされていたが「代表で松井の球を見た時に、ものが違うと思った」と、社会人に進む決断をした。

 1メートル72と小柄ながら、最速147キロの直球に、変化の鋭い縦横2種類のスライダーを操る。「山岡が出たら何とかしてくれる。周りからそう思われる、勝てる投手になりたい」。3年後、松井と同じ舞台に立つことを目標に、社会人の第一歩を踏み出す。

 ◆山岡 泰輔(やまおか・たいすけ)1995年(平7)9月22日、広島県生まれの18歳。小2からソフトボールを始め、瀬野川中では軟式野球部に所属。瀬戸内では1年夏からベンチ入りし、同年秋からエース。3年時は日本代表入りし18Uワールドカップで準優勝に貢献。遠投108メートル、50メートルは6秒2。1メートル72、70キロ。右投げ左打ち。

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2014年3月10日のニュース