“本家”ライアン氏 小川を絶賛「メジャーでぜひ見てみたい」

[ 2013年8月4日 07:40 ]

ヤクルト・小川にエールを送ったレンジャーズCEOのノーラン・ライアン氏

 「本家」が海の向こうからヤクルトの小川にエールを送った。通算5714奪三振の大リーグ記録を持ち、現在はレンジャーズの最高経営責任者(CEO)を務めるノーラン・ライアン氏(66)は、自著の「ピッチャーズ・バイブル」を読み、自分の名前を愛称に持つルーキーがいることに大感激。

 「本当か、うれしいね。何歳だ」と興味津々で、自身の投球フォームをほうふつさせる左足を高く上げて投げる小川の写真を見ると「いい立ち方だ。頑張ってほしいね」と目尻を下げ、「Great delivery(素晴らしいフォーム)Good Luck」とメッセージを送った。

 メジャー通算324勝を誇る伝説の右腕は、毎年アマチュアも含めて多くの投手の映像を見て球団に獲得を助言し、ダルビッシュの獲得にも大きな影響を与えた。66歳になった今も野球への情熱は衰えていない。小川への興味も強く、写真を指して「凄く体の使い方のバランスが良く、体も柔らかいのだろうと思う。左足のつま先が上を向いているのが非常にいい。凄く大事な部分だから」と褒めちぎった。

 途中からは小川の将来的なビジョンを逆取材するほど。「23歳か。メジャーでやりたいと思っているのだろうか。彼が投げているところをぜひ見てみたい」と興奮していた。

 ◆ノーラン・ライアン 1947年1月31日、米テキサス州生まれの66歳。65年ドラフト10巡目でメッツに入団。最速163キロの剛速球から「ライアン・エクスプレス(超特急)」の異名を取り、大リーグ記録の通算5714奪三振をマーク。エンゼルス、アストロズを経てレンジャーズ時代の93年に現役引退。99年に殿堂入り。08年2月にレ軍球団社長に就任し、現在CEO。通算成績は324勝292敗3セーブ、防御率3・19。右投げ右打ち。

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2013年8月4日のニュース