松中、村田、稲葉、城島…そして、V3へ阿部が4番に

[ 2013年1月16日 06:00 ]

グアムの海をバックに肩を組んでポーズをとる阿部(左)と山本監督
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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの山本浩二監督(66)が15日にグアム入りし、主将に指名した巨人・阿部慎之助捕手(33)と対談を行った。メジャー組不在で臨む3連覇に向け、席上で山本監督は阿部を直々に4番打者に任命。国内組の力を結集し、日本で行われる1次、2次ラウンドを突破して「共にアメリカへ」と力強く誓い合った。

 ◇侍ジャパンあらかると

 ▼日本人メジャー選手の辞退 野手はイチロー、青木、川崎、投手はダルビッシュ、岩隈、黒田に日本野球機構(NPB)はMLB機構を通じて出場を打診。だが日本時間11月7日にダルビッシュが辞退を表明すると辞退者が相次ぎ、最後は同19日、NPBがイチローから辞退の連絡が入ったと発表。イチローは声明で「僕の中で09年の第2回大会を終えた時点で、3回目の出場は考えられませんでした」と理由を語った。

 ▼過去2大会の4番 06年の第1回大会は松中(ソフトバンク)が全8試合に4番・DHで出場し、打率・433。通算11得点で大会得点王の働きをみせた。09年の第2回は村田(当時横浜)が4試合、稲葉(日本ハム)が3試合、城島(当時マリナーズ)が2試合。村田が2次ラウンドの韓国戦で右足を負傷し帰国。その穴を稲葉、城島が見事に埋めた。

 ▼WBC2連覇の足跡 王監督が率いた06年大会は米国戦での「世紀の誤審」が響いた敗戦を乗り越え、失点率0・01差で2次リーグを突破。準決勝では韓国、決勝ではキューバを下した。原監督が率いた09年大会は、3本柱の1人だったダルビッシュが準決勝から抑えに。韓国と5度目の対戦となった決勝戦の延長10回、不振が続いていたイチローが決勝の2点適時打を放った。

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