後藤二塁→三塁コンバート案浮上 膝の故障考慮

[ 2012年12月31日 06:00 ]

 オリックスの森脇浩司監督(52)が30日、後藤光尊内野手(34)の三塁コンバート案を披露した。

 後藤は今季、正二塁手として131試合に出場したが、古傷の左膝の影響もあって打率・242と低迷。一人複数ポジション制を打ち出す新指揮官は、コンバート案の真相を明かした。

 「後藤は足の事を考えると、直線的な動きが多いセカンドより、サードの方が彼のいいものを引き出せるかもしれない。それを踏まえると、後藤の三塁も考えられる」

 後藤自身も置かれる立場を自覚し「監督からやれと言われれば、外野や捕手でもやる。ポジションは奪いにいくものだから」と話しており、異存はないもよう。森脇監督は「セカンドが主だが、サードにも回れるように伝える」と来春のキャンプイン前に会談を持つ構えだ。

 今季、主に三塁はバルディリスが務めたが秋季キャンプでは赤田、川端が三塁に挑戦。巨人からトレードで移籍してきた山本に加え、後藤も三塁の定位置争いに加われば激しいチーム内競争が生まれる。阪神からFA権を行使した平野恵も獲得し内野のポジション争いは、近年にはないほどに熱を帯びていきそうだ。

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2012年12月31日のニュース