V一直線だ!杉内 復活の11勝目!巨人、マジック15

[ 2012年9月7日 22:10 ]

5回ヤクルト2死一、二塁、雄平を一ゴロに打ち取り笑顔の巨人・杉内

セ・リーグ 巨人8―2ヤクルト

(9月7日 神宮)
 巨人の背番号「18」が約1カ月ぶりのマウンドで粘投した。8月23日に左肩の違和感で出場選手登録を外れた杉内が7日、1軍登録されて即ヤクルト戦に先発。「久しぶりの登板だったけど、肩の不安なく投げられた」と5回2/3を6安打2失点(自責1)にまとめ、7月27日の広島戦(マツダ)以来となる11勝目を上げた。

 本来の投球とは言えないが、要所を締めて切り抜けた。初回に3点の援護をもらった左腕は、「2週間空いて腕を思いっきり振れるか心配だった」と話たが、立ち上がりは難なくこなした。2回、6番・宮本にソロ本塁打を許すも最少失点にとどめ、4回の失点も味方の失策をカバーする粘りを見せた。その後6回途中で降板。「あれは監督の采配。あれが正解です」とやりきった表情でマウンドを後にした。

 杉内が戦列を離れている間に、チームは優勝マジックを着実に減らした。「自分が抹消されている間に優勝に向かって突っ走っている」と自嘲したが、この日も勝って優勝マジックは15。「巨人が勝ってマジックを減らすのがいい。中日が負けるとか、そういう計算はせずに、勝っていきたいと思う」。頼もしい左腕が帰って来た巨人は、優勝に向けて一気に突っ走る。

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