イチロー同点タイムリーも一瞬…ヤ軍、首位攻防戦で痛恨黒星

[ 2012年9月7日 11:58 ]

オリオールズ戦の8回、2死満塁で右前に2点適時打を放つヤンキースのイチロー

ア・リーグ ヤンキース6―10オリオールズ

(9月6日 ボルティモア)
 ヤンキースのイチローは6日、ボルティモアでのオリオールズ戦に「9番・右翼」で出場し、4打数3安打2打点1盗塁だった。内容は中前打、右前打、遊ゴロ併殺打、右前打(打点2)で打率は2割6分7厘。ヤンキースは6―10で敗れた。

 8月19日以来の1試合3安打と爆発したイチローだったが、勝利には結びつかなかった。1―6で迎えた8回、ロドリゲスの左二塁打などで2点差に迫り、なおも2死満塁でイチローが打席に。156キロの速球を右に引っ張り、一、二塁間を抜ける2点右前打で同点に追いついた。

 しかしその裏、投手陣が3本の本塁打を許して一気に4失点。ア・リーグ東地区の首位攻防戦で敗れ、オリオールズに同率首位に並ばれた。

 4万6千人を超える観衆を前にプレーしたイチローは試合後、「こんなに人が入っているこの球場を見たことがなかった。しびれますね」とライバルとの直接対決の雰囲気に言及。「勝ちたいという気持ちがまた強く生まれてくる。野球人としてはなかなか幸せ」と、早くも気持ちを切り替えているようだった。

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