ダルビッシュ ギリギリで折り合 レンジャーズ入団 6年契約で合意

[ 2012年1月19日 06:56 ]

レンジャーズと合意したダルビッシュ

 日本ハムのダルビッシュ有投手(25)が18日(日本時間19日)、米大リーグ、テキサス・レンジャーズとの交渉で入団に合意した。

 契約は6年となった。

 ジョン・ダニエルズGMがレンジャーズ・ボールパーク内にある球団事務所に入ったのは、17日午前9時50分。そして同10時24分に、ダルビッシュの代理人を務めるアーン・テレム氏と団野村氏が到着し、最後の交渉が始まった。前日16日も休憩を挟み、約13時間30分に及ぶロングラン交渉を行った。

 ダルビッシュ側が要求する年俸1500万ドル(約11億5500万円)の5年契約、その後はFAにすることを求めているのに対し、レンジャーズの提示が年俸平均約850万ドル(約6億5450万円)の6年契約と日本円にして約5億円の隔たりがあったが、双方妥協点を見つけて合意に至った。

 レンジャーズのノーラン・ライアン球団社長は「(交渉は)まとまるだろうと楽観的でいる」と話していたが、その言葉通りとなった。

 ダルビッシュはポスティングシステム(入札制度)で大リーグ入りを目指し、レンジャーズが史上最高となる約5170万ドル(約40億円)の入札額で交渉権を獲得していた。

 期限ぎりぎりまでの交渉は過去にも例があり、2006年の松坂大輔投手はレッドソックスと交渉期限最終日に合意し、6年総額約5200万ドル(当時、約60億円)の大型契約を結んだ。

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2012年1月19日のニュース