急転!DeNA新監督に中畑清氏 高田GM「元気はつらつな人」

[ 2011年12月6日 06:45 ]

横浜DeNA初代監督就任が決定的になった中畑氏

 横浜DeNAベイスターズの初代監督に元巨人の中畑清氏(57)の就任が決定的であることが5日、分かった。

 高田繁ゼネラルマネジャー(GM=66)が、春田真オーナー(42)とともに横浜市の球団事務所で会見を行い、元西武の工藤公康氏(48)との監督就任交渉の打ち切りを発表。新生球団のフレッシュなイメージに合致する中畑氏に白羽の矢を立て、近く監督就任要請を行うことになった。

 高田GMは自らの就任会見で工藤氏との交渉打ち切りを発表した。工藤氏とコーチ人事や補強面で意見の相違があり「どうしても信頼関係を築けなかった」と説明。新生球団の船出からつまずいた形だが、新たな監督の人選にも着手していることを明かした。

 「候補者はもちろんいますよ。明るく、元気でファンサービスもできる人。若い?気が若い人もいる。40、50代でもね。元気はつらつな人ね」

 新球団のイメージに沿う人物として、高田GMが白羽の矢を立てたのが中畑氏だった。

 中畑氏は巨人での現役時代に主軸として活躍。持ち前の明るさで「ヤッターマン」「絶好調男」の愛称で親しまれた。引退後は長嶋茂雄第2次政権がスタートした93年から打撃コーチに就任し94年の日本一に貢献。監督経験はないが、04年アテネ五輪では長嶋茂雄監督の下でヘッドコーチを務め、長嶋監督が脳梗塞で倒れた後は現場を指揮。プロ選手の出場が解禁された00年シドニーから08年北京五輪までの3大会で、唯一のメダルとなる銅メダルに導いている。

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2011年12月6日のニュース