斎藤５回４失点で５敗目…決め球に課題

＜ソ・日＞２回２死三塁、川崎に右越え三塁だを打たれたマウンド上の斎藤

パ・リーグ 日本ハム０－４ソフトバンク

（9月16日 ヤフーＤ）
　調子は悪くない。それでも結果につながらない。首位との直接対決。大事な初戦を任された日本ハム・斎藤は、５回を投げ毎回の８安打を浴びて４点を失った。

　初回１死二塁で内川に、２ボール２ストライクからのフォークが高めに浮いて中前打。５回１死三塁ではカブレラをプロ初の敬遠で歩かせた。２死後には松田にファウルで粘られ、８球目のスライダーを左翼線に運ばれた。

　「追い込むまでは良かったが、その後が甘かった。三振を狙いにいってもファウルされた」。１０日の楽天戦（Ｋスタ宮城）では、０６年夏の甲子園決勝で投げ合った田中とプロ初対決。「ウイニングショットを見つけないと…」。完敗した中で痛感したのが、三振を奪う技術力の差だった。

　「きょうは、相手をやっつけてやろうとしすぎていた」と吉井投手コーチ。ルーキー右腕も「意気込みはいつもより強かった」と話したが、９月に入って３連敗で今季５敗目だ。次回先発は２４日のオリックス戦（札幌ドーム）。今季限りで退任する梨田監督のためにも、結果を残す。