楽天 元監督ノムさんの得意技でやられた

[ 2011年6月17日 06:00 ]

<広・楽>6回2死一・三塁、打者・前田健の時、一塁走者・石原が飛び出し挟まれる間、三走・天谷が生還(捕手・伊志嶺)

交流戦 楽天6-8広島

(6月16日 マツダ)
 楽天が野村克也元監督の得意技でやられた。

 6回2死一、三塁。打席には投手の前田健。その3球目に一走・石原が飛び出し、挟殺プレーとなった。投手のヒメネスが背中越しに三塁走者をけん制しながら一塁方向に石原を追い込んだが、一塁に投げる体勢に入った瞬間、三走・天谷が本塁突入。一塁手のガルシアが本塁送球も楽々生還された(記録は重盗)。ガルシアも三塁走者の動きを注視していなかった。

 広島の仕掛けは「フォースボーク」というプレー。打者に打てる期待が持てない時に仕掛けるケースが多く、野村元監督がよく用いた作戦だ。守る側の対処法として二塁手の高須は「ヒメネスは一塁ではなく二塁の(ベースカバーに入った)稼頭央にすぐに渡さないといけなかった」と説明。そうすれば松井稼が三塁走者の動きを見ながら一塁走者を一塁方向に追い込むことができた。来日したばかりのガルシアが絡んだ外国人同士の挟殺プレーを狙われた形だ。

 ▼楽天・仁村作戦コーチ しっかりやらないと。ミーティングで言います。

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2011年6月17日のニュース