高野連 来年度から特待生は各学年5人以内を制定

[ 2011年5月28日 06:00 ]

 野球特待生の採用基準策定を目指していた日本高校野球連盟は27日、大阪市内で評議員会を開き、特待生を各学年5人以内とすることや、入学金や授業料以外の寮費などの生活費支援は認めないことを柱とする野球特待生制度を制定した。

 制度は来年度の入学生から適用する。制度に違反した場合についての罰則規定はないが、特待生問題研究委員会の西岡宏堂委員長は「(違反は)想定していない。(高野連からの)脱退を勧告することになるのではないか」との見解を示し、順守を求めた。

 特待生問題は07年に専大北上が日本学生野球憲章が禁じる野球を目的にした奨学制度を採用していることが発覚して表面化。同連盟は09年度から「各学年5人以下が望ましい」とのガイドラインを設けて条件付きで特待生制度を容認し、実態調査を行っていた。

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2011年5月28日のニュース