岸&菊池 家族の無事確認も電話つながらず不安…

[ 2011年3月12日 16:32 ]

 東日本大震災で被害を受けた宮城、岩手両県出身の西武・岸孝之投手(26)と菊池雄星投手(19)は12日、埼玉県所沢市の西武第二球場で練習した。ともに実家の無事は確認できたが、練習を終えた時点で電話はつながらず、携帯電話のメールでのやりとりだけ。友人などの安否を気遣い、不安な気持ちをのぞかせた。

 仙台空港に近い宮城・名取北高出身の岸投手は、被災地の様子を報じる新聞をじっくり読み込んでいた。津波で冠水した空港の写真を見て「海の方にもよく遊びに行っていた」とつぶやく。震度7の栗原市には親戚もいるそうで前夜は「眠かったけど、ずっと見てました」とテレビを見続けたという。登板予定だった13日のオープン戦は中止。「やると思って準備はしたが…。(今後の調整は)大丈夫と思う」と神妙な表情だった。

 菊池投手は11日午後10時に、家族全員の無事を確認した。「心配して、かなり動揺した。全然眠れなかった」と振り返る。実家は停電、断水しているという。岩手・花巻東高時代の友人が東北地方に多くいるため「連絡が取れない。そこが一番心配」と話した。

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2011年3月12日のニュース