3キロ減量で準備万全!上原クローザー奪う

[ 2011年1月30日 06:00 ]

三省堂書店神保町書店で自著出版を記念してサイン会を行ったオリオールズ上原。着ているTシャツは上原のオリジナル

 オリオールズ・上原がザックジャパンに刺激を受け、クローザー奪取を誓った。都内の三省堂書店でサイン会を開催。アジア杯決勝を戦ったサッカー日本代表への注目の高さに「ちょっとうらやましい」と話した。

 巨人時代はエースとして一挙手一投足が注目されていた。しかし、メジャーではチーム自体が同地区のヤンキースやレッドソックスと比べて知名度で劣ることもあり、ちょっぴり寂しさを感じていたのかもしれない。この日はテレビカメラを含む約20人の報道陣が押し寄せ「注目されて嫌な人はいない。僕も注目されたい」と目を輝かせた。

 露出度をアップさせるには、守護神定着が必須条件だ。昨季はシーズン後半に抑えに昇格し13セーブを挙げたが、チームはオフに昨季ブルージェイズで37セーブを挙げたグレッグを獲得。ショウォルター監督は通算55セーブの左腕ゴンザレスも加えた3人で争わせる方針を示している。「ポジションが決まらず(キャンプを)迎えるのは初めて。今年はクローザーを奪う。それだけ」と上原。体重も3キロ落とし、万全の状態で2月上旬に渡米する。

 ≪経験を振り返りメッセージ≫サイン会は昨年5月に出版した自著「闘志力。」(創英社/三省堂書店刊)を記念して行われた。本の内容は少年時代から浪人を経て大学、巨人、オ軍へと進んだ当時を振り返りつつ、「逆境は、闘志で乗り越えるもの」などのメッセージで構成。「中高生に読んでもらいたい。(自分は)浪人してもプロになった。諦めずにやることが大事と分かってくれれば」と話した。

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2011年1月30日のニュース