ダル 5戦連続2ケタ三振 1位まであと1試合

[ 2010年4月17日 17:11 ]

3勝目を挙げた日本ハムのダルビッシュ

 【日本ハム8―5西武】開幕から4戦連続で2けた奪三振を記録していた日本ハムのダルビッシュ。「9個だと分かっていたので、取れればいいと思っていた」と、七回に中村から10個目を奪って記録を伸ばした。あと一つで1991年の野茂に並ぶプロ野球記録だ。

 最初は苦しかった。「ここ3、4年ではないくらい、どうしようもなかった」と5失点を喫した二回の投球を振り返る。試合前のブルペンから感じていた不調が結果に出てしまったのがこの回だった。1死二塁から同点適時打を許し、さらに1死満塁としてから、ストレートの押し出し四球。その後も犠飛、2点適時打と悪循環を断ち切れなかった。
 重い足取りでベンチに戻ると、熟考に入った。「フォームのバランスとタイミングが良くなかったが、動作のことは言いません」と右腕。修正点は明かさなかったものの、三回からは見違えるような投球に変わった。二回までの長袖から半袖のアンダーシャツに着替えたのも、気合の表れかもしれない。
 チームは4連敗中。でも「気負うことなく、楽しみながら勝てばいいと思っていた」。苦境を救ったのは、やはりエースだった。

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2010年4月17日のニュース